エコキュートは満タン運転が最適?効果的な使い方と電気代の節約術

エコキュートは電気を使ってお湯を沸かすエコな給湯器として、多くの家庭で利用されています。

その運転方法として「満タン運転」という概念がよく話題になりますが、果たして満タン運転が最適なのか?

効果的な使い方や、電気代の節約方法について詳しく解説します。

本記事の監修者

岸田天翔

エコキュート交換修理専門「きゅっと」にて現職。数百のエコキュートの修理見積を担当。本サイト監修も務める。

目次

満タン運転とは?

まず満タン運転とは何か理解しておきましょう。

エコキュートはタンクに水をため、ヒートポンプでお湯を作り、そのお湯を使うシステムです。

満タン運転は、タンク内のお湯を常に満杯に保ち、次の日に備えてお湯を再度作り直す運転方法を指します。

満タン運転は、家庭の使用量が予測できない場合や、家族が多い場合には非常に便利です。

常にタンクに十分な量のお湯を確保しておくため、いつでも必要なお湯が使えるというメリットがあります!

満タン運転のメリットとデメリット

満タン運転には利点もありますが、場合によってはデメリットも存在します。

ここでは、両方の視点から見てみましょう。

満タン運転のメリット

最大のメリットとしては、安定したお湯の供給が可能であることです。

どんなに多くのお湯を使用しても、タンクが常に満タンに保たれているため、急な大量の使用にも対応できます。

特に大人数の家庭では安心と言えます。

また来客が多い場合や、予想外にお湯を大量に使う必要がある場合でも、お湯切れの心配が少なくなります。

満タン運転のデメリット

デメリットとしては電気代が必要以上にかかってしまう点が挙げられます。

満タン運転を行うと、必要以上のお湯を作り続けるため、実際に使わなかったお湯がそのまま冷めてしまい、無駄が生じます。

特に少人数世帯やお湯の使用が少ない日には、電気代がかさむことがあります。

常に満タンの状態を保つことで、タンク内の圧力や温度変動が頻繁に発生し、タンクや部品の劣化が進む可能性もあります。

効果的なエコキュートの使い方

では、エコキュートをもっと効果的に使うための方法はどのようなものがあるのでしょうか?

ここでは、電気代を抑えつつ、お湯を効率的に使うためのポイントを紹介します。

少人数家庭は「節約モード」を活用

2〜3人の少人数家庭では、タンクを満タンにする必要がないことが多いため、節約モードを活用しましょう。

節約モードは、タンク内の水量を減らして運転するため、使わなかったお湯の分の電力が節約されます。

これにより、年間で数千円単位の電気代が削減できる可能性があります。

深夜電力を活用する

エコキュートの大きな特徴は、電力が安い深夜にお湯を作ることです。

電力会社のプランによっては、深夜電力が通常の昼間の電力料金に比べて1/3程度の料金で使えることもあります。

エコキュートの設定を夜間運転に切り替えて、安い深夜電力でお湯を沸かすことで、電気代を大幅に節約することが可能です。

適切な容量選び

エコキュートのタンク容量は、家庭の人数に応じて選ぶことが大切です。

例えば、2〜3人の家庭であれば370リットル前後が適正容量とされています。

逆に4人以上の家庭では460リットル〜の大容量タンクが推奨されます。

自宅の使用状況に合わない容量を選ぶと、無駄な電気代やお湯不足の原因となるため、慎重に選びましょう。

まとめ

エコキュートの満タン運転は、大人数の家庭やお湯の使用量が多い場合には便利ですが、少人数家庭では電気代がかかりすぎる可能性があります。

効果的な使い方としては、節約モードや学習機能を活用し、深夜電力をうまく利用することがポイントです。

自分の家庭に合った運転方法を見つけて、エコキュートをより効果的に活用しましょう!

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