エコキュートは、電気を使って効率的にお湯を沸かす省エネ給湯器で、多くの家庭で採用されています。
そんなエコキュートには、「フルオート」と「セミオート」という2種類のタイプがあり、それぞれの機能や利便性に違いがあります。
この記事では、フルオートとセミオートの違いや、それぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説します!
どちらが自分の生活スタイルに合っているか、ぜひ参考にしてみてください。
本記事の監修者
岸田天翔
エコキュート交換修理専門「きゅっと」にて現職。数百のエコキュートの修理見積を担当。本サイト監修も務める。
エコキュートのフルオートとは?
フルオートとは名前の通り、全ての操作を自動で行ってくれる機能です。
フルオートタイプのエコキュートでは、ボタン一つでお風呂の給湯から追い焚き、お湯の保温までを全自動で行うことができます。
また、お湯を一定の温度で保ち続けるため、入浴中にお湯が冷める心配がなく、常に快適な温度のお湯を使用できる点が特徴です。
フルオートの主な機能
自動湯張り:設定した時間に自動で浴槽にお湯を張り、設定した水位までお湯を供給します。
追い焚き機能:お湯が冷めた場合、ボタン一つで再度お湯を温め、理想的な温度に保ちます。
自動保温:入浴中でも、お湯の温度を自動で維持してくれるので、冷めたお湯に入る心配がありません。
足し湯機能:浴槽内のお湯が減った際には、自動で適切な量のお湯を追加してくれます。
フルオートの一番の魅力は、全ての給湯操作がほぼ自動で行えるため、忙しい家庭や手間をかけたくない人にとって非常に便利であることです。
フルオートのメリット
フルオートは手動操作が不要なので、家事や育児に忙しい方でも楽にお風呂を準備できます。
また自動でお湯を保温・調整してくれるため、長時間入浴してもお湯の温度を気にする必要がありません。
足し湯機能で必要な分だけお湯を追加するので、効率的な使い方が可能です。
フルオートのデメリット
自動保温や追い焚き機能を頻繁に使用する場合、セミオートよりもやや電力消費が増える可能性があります。
エコキュートのセミオートとは?
一方、セミオートタイプのエコキュートは、フルオートと比較して一部の操作が手動になります。
主な違いは、追い焚き機能や保温機能がフルオートほど自動化されていない点です。
セミオートでは、給湯時に一部の操作を自分で行う必要があり、保温や追い焚きは自動では行われません。
セミオートの主な機能
自動湯張り:設定した水位までお湯を自動で張ることができますが、追い焚きや保温は手動操作が必要です。
足し湯機能:浴槽内のお湯が減った際には、手動で足し湯を行います。
シンプルな機能で十分という方や、手動操作を気にしない家庭には適している選択肢です。
セミオートのメリット
自動化が少ないため、自分で必要な操作だけを行いたい方にはぴったりです。
セミオートのデメリット
お湯が冷めた場合は手動で追い焚きをする必要があるため、長時間入浴には向いていないことがあります。
フルオート/セミオートの違いを比較
次に、フルオートとセミオートの違いをわかりやすく表にまとめて比較してみましょう!
機能 | フルオート | セミオート |
---|---|---|
自動湯張り | あり | あり |
追い焚き機能 | 自動 | 手動 |
保温機能 | 自動 | 手動 |
足し湯機能 | 自動 | 手動 |
費用 | 高め | 比較的安い |
使い勝手 | 非常に便利 | 手軽 |
結論
エコキュートのフルオートとセミオートには、それぞれ異なるメリットとデメリットがあります。
フルオートは便利で快適な生活を提供してくれる一方、セミオートはコストを抑えたシンプルな選択肢です。
どちらが最適かは、生活スタイルや予算、設置スペースなどを考慮して選ぶことが重要です。
最終的には、家族構成や日々の入浴習慣に合ったエコキュートを選ぶことで、快適な生活と光熱費の節約を両立させることができます。
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